前に会ってからどれ位たつんだろう？

約束したまま何もできずに時間だけが過ぎていく。

会いたい・・・。

会えない・・・。

やる事があるときは気にならない。
何かに集中する事で一瞬でも忘れられるから。

何もやる事がない時、
何かやっていてもふとした瞬間、
ものすごく会いたくなる。

寝るのが怖い。
寝るまでが怖い。
どうしてもあの娘の顔が浮かぶ。
夢で遭える。
そう信じて必死で眠る。

いつの間にか
部屋の写真を眺めてボーっとしている時がある。
無意識のうちに。

重症だ。

ヤバイ。

何とかして会わないとおかしくなりそうだ。

今日も夜がやってくる。

一人の時間が怖い。

考えてしまうから。

昨日約束したとおり多目的室へ向かう。

彼女はいつもどおり笑ってくれた。

　　　いつもどおり振舞ってくれた。

うれしかった。

俺にはこの人しか居ないんだと思った。

笑顔が気持ち良かった。

取りとめも無い話を長い間した。

このなんでもない、いつもどおりの時間が
俺にとって何よりも大事な事だと
今更ながら気が付いた。

思ったことをできるだけ素直に言葉に出した。

いちいち反応をくれる彼女。

それが何よりもうれしかった。

まだどことなくぎこちない。

でも俺はこの人を放したくない。

今なら言える。
前よりももっと心の底から。

大好きだと。

久しぶりに
ホントに久しぶりに会えた。

俺の書いた手紙の内容に
妙な事が書いてあったらしい。

おかげで必要の無い心配をさせてしまった。
反省。
同時に自己嫌悪。

俺は一番大事な人を傷つけてしまった。

取り返しのつかない失敗。

怖かった。

一つ一つの言葉が。
小さな動きの全てが。

次に何を言われるのか。

許される筈も無いと思っていた。

全てが壊れてく気がした。


許して貰えた。


これからは何でもしようと思う。

一番大事なあの人の為に・・・。

やっと帰ってきた。
なんか疲れた。
手紙が来てた。

・・・・・・・・・涙が出た。

ツライ思いをさせてたんだなって。

俺もつらかったけどそんなこと関係ない。
俺の都合でほったらかしだったんだから。

最悪の結果が脳裏をよぎる。
夏の終わり。

今までのいろんな事が思い出される。
考えてみるとひどい仕打ちを繰り返してきている。
何回約束を破ったんだろう？
何回裏切ってきたんだろう？

俺の気持ちに変わりは無い。
むしろ前よりも遊佳ちゃんを好きな気持ちは
強くなっていると思う。

・・・・・・・・・・ダメだ・・・。
どうしてもネガティブな発想にしかならない。

大切な物は失って初めて気が付くって言うけど
俺はもう気付いてしまった。
失いたくない。

キツイ。

まさかここまでキツイとは思わなかった。

何がって？

・・・・・会えない事。

親の都合で振り回されて
現在尼崎に帰ってきてる。

くそぅ、電話番号くらい聞いとくべきだった。
ってか何で聞いてないの？俺！！？

両手いっぱいの後悔(泣)
　
あぁ〜〜〜〜！！！
ツライ〜〜〜〜！！！
んが〜〜〜〜〜〜！！！

手紙が来ていた。
高井先輩から。
内容は
「遊佳ちゃんの誕生パーティをするから参加せよ」
との事。

モチロン参加するさ！
え〜っと、いつからだ・・・・？
21日か〜。
一ヶ月も先・・・・ってオイ！！！！！！
昨日やん・・・・・(滝汗)

と、慌ててはみたものの時間は戻せない。
あ〜〜、毎度の事ながら
遊佳ちゃんがらみのイベントに参加できない俺。

いい加減イヤになってきた。(泣)
　　　　　　　　　　　　　も〜〜〜〜〜！！！！
タイミングの悪い俺の予定の立て方に腹が立つ。
そしてタイミングの悪い高井先輩にも腹が立つ。

・・・とは言え遊佳ちゃんを祝ってくれよう
って言う気持ちはうれしかったので強くは言えない

なんかどうでも良くなってきて
現実逃避にコンビニへ。

立ち読みしてたら近藤君(初対面)が来た。
その後公園に移動したが
結局彼とはほとんど話してない。
ま、そのうち会う事もあるだろう。

で、少し話は前後するが公園に居たのは
藤沢＆鶸森＆井上先輩
3人ともエライ久しぶりだ。

藤沢は何か言いたそうにしていた。
大体予想はつくが。
鶸森さんは励まそうとしてくれた。
思っていたよりいいヤツっぽい。
井上先輩は腰を抜かしかけていた。
・・・何も言うまい。

ちょっと話して3人は井上先輩の
誕生会をやるといって喫茶店に向かったようだ。

普段の俺なら間違いなくついていって
一緒に騒ぐのだが今日は気が乗らない。

帰って寝る。


会いたい。

会って謝りたい。

また給水塔の上からの景色を楽しみに屋上へ。

なぜか騒がしい・・・？

そこに居たのは遊佳ちゃんと青木さん
それから生徒会長、諏佐和斗。

なんかあとから聞いたら暴言吐いたらしい。
諏佐が、女の子二人に向かって。

無茶するヤツだ。

俺は女性(遊佳ちゃん？)の味方なので敵決定。

そこに立花輝登場。
初対面だがマトモに挨拶もできず去っていった。
輝は諏佐を踏みにじっていた。
なかなかナイスなヤツだ。
一度ゆっくり話してみたい。

その後小沢さん（この娘も初対面）が来て
諏佐が走り去って(階段でコケたようだ)
小沢さんと青木さんが一緒に帰って・・・・。

取り残される俺と遊佳ちゃん。

みんな気が利くネ♪

で、二人でおしゃべって
からかって
からかわれて

幽霊の話は以前にもやったが
今回も見事に引っかかってくれた。
ビビル遊佳ちゃんもかわいい♪(笑)

色々話したが今日聞いた話で一番興味を引いたのは
胸の大きさの話。

結構気にしているらしい。
そんなものなんだ。
俺は全然気にしていなかったが。
むしろ大きすぎるよりは
小さ目の方が好きなんだけどな。俺的には。

ま、誰しも一つくらいはコンプレックスを
持っているものだ。
やっぱり俺も人より明らかに小さいって言われたら
ショックだしね。(笑)

で、遊佳ちゃんがネックレス風にしてつけてた
指輪をはめてあげた。
左手の薬指につけてあげたんだけど
意味を知っているのか聞かれた。

ちょっと迷ったけど・・・結婚指輪だよね？
左手の薬指って言ったら。
多分俺も遊佳ちゃんがいる限り
指輪をするときは同じところにすると思ったし、
彼氏(彼女)がいるよ。っていう
証明代わりにつけているつもりだったんだけどね。

それを伝えたらやっぱりって言われた。
もっと凄い事考えてるとでも思っていたんだろうか
ま、その辺は謎って事で(笑)

明日は朝から仕事だし、
ちょっと遅くなったけど帰ることにした。
送ってあげると言ってくれる遊佳ちゃん。
そろそろ送って送られても慣れてきたけど
それでもやっぱりうれしい。
ちょっとでも長く一緒に居たいから。

何となくヒマだったので屋上に行ってみた。
そこで目に入ってきたのは給水塔。
特に何も考えずに登ってみる。

ちょっと以外にも感動してしまった。

予想外に絶景。

闇の中に浮かぶ光。

時間帯のせいかポツリポツリと間隔を開けて
街灯や窓から漏れる光。

薄汚れた空気の中に白い光が浮かぶ。

見慣れているはずの風景なのに新鮮に感じた。

これからはちょくちょく来てみよう。

手紙が来てた。
差出人は遊佳ちゃん。
内容は・・・簡単に言うと「会いたい」と。

その手紙を見た途端に今まで押さえてた
俺の会いたい気持ちも押さえられなくなった。
ちょうど遊佳ちゃんの誕生日だし、
ちょっと無理して指輪を買った。

とりあえず夜になるのを待ち、探しに出る。

まず屋上。居ない。
プール・・・居ない。

色々歩いたが見つからず、休憩のために公園へ。

ベンチに座ってアクエリアス。
汗をかいたときはコレが一番。

そしたら・・・・聞き覚えのある声。

何よりも誰よりも会いたかった人。遊佳ちゃん。

心の中では会った瞬間には抱きしめてました。ハイ

会いたかった気持ちを伝えられて、
会いたかった気持ちを伝えて。

「抱きしめて欲しい」って言われた時は
気が遠くなるほどうれしかった。

色々話したが興奮していたのか
はっきり覚えていない。

ちゃんと覚えているのは・・・。
あっという間に時間がたって帰る時間になってから
用意しといた指輪をしてあげた事。

遊佳ちゃんは喜んでくれた。
遊佳ちゃんが喜ぶと俺もうれしい。

指輪・・・よほどうれしかったのか
ホッペにキスのお礼が帰ってきた。

あぁ・・・生きてて良かった・・・。
彼女の為ならなんだってできる。

タイトル通り。
喫茶店で食事する事にした。

とりあえず席に付き、ピラフセットを注文。

・・・して、気が付いたらなんか寝てた。

疲れてるのかな？

んで、よくあるちょっと恥かしい事。
ビクっと体が痙攣してテーブルの足にキック！
自分でやっておきながら思わず飛び起きた。

そして気が付いた俺への視線。

有浦さん。

ちょっと引いてました。

まぁとりあえずチョロチョロと話して・・・。

早めに帰って寝た。

そろそろ仕事も落ち着いてきた。

会いたい気持ちが止まらない。

夏のかき入れ時。
俺のバイト先は休みをくれない。
会いたい人に会えない日が続く。

今まではこんなに大切に思う人は居なかった。

ここまで会いたいと思う人は居なかった。

自分は幸せな人間なんだと思う。

同じ理由で不幸な人間でもあると思う。

心のそこから大切な人が居る。
大切だけど会えない人が居る。

心の葛藤に苦しむ日々。

また約束をすっぽかした・・・。
それも俺自身楽しみにしていた浴衣祭りを。
一応遊佳ちゃんにはお詫びの手紙を出しておいたが
俺自身の気持ちが納得行かない。

考えもまとまらないままフラフラと公園に行く。

ブランコでボーっとする。

ふと思い立ち花火を買いに行く。

本当に何となくだった。

今になってもどうして花火を買いに行ったのか
わからない。

わからないまでも大量に花火を購入し、公園に戻る

そのままブランコに座り、線香花火に火をつける。

妙に寂しい気分になった。
人恋しい気分？

帰ってきた手紙の返事には怒ってないって
書いてあったけどやっぱり悪い気がする。

ヤケクソ気味にありったけの線香花火をいっぺんに
持って火をつける。
巨大な火の玉。弾ける火花。
茫然自失で見ていると
後ろからイキナリ声を掛けられる。

その瞬間体が動いたのか落ちる火の玉。
反射的に手で受け止める俺。
立ち込める蛋白質の焦げる臭い・・・。

声の主は慌ててハンカチを濡らしてきてくれた。
声の主は・・・遊佳ちゃん。

顔を見ることができなかった。

申し訳ない気持ちが先に立って。

でも遊佳ちゃんは全てを許してくれた。

こんな情けない俺を。

うれしかった。

ありがたかった。

もうこの娘と離れたくないと思った。

色々その後も話したが
もうそんなことはどうでもいい。

こんないい娘は他に居ない。
出会えた事を全てのものに感謝したい。
生まれてきた理由を知った気がした。

何となくカキ氷が食べたくなって喫茶店へ。
当然抹茶白玉をチョイス。
出てきたかき氷を・・・
勢い良くかき込む！食うべし食うべし！！
襲い来る頭痛！これこそカキ氷の醍醐味！
数回心地よい頭痛を味わい、予想外の痛みに
苦しんでいるとちっちゃい俺、出現。

文面だけ見ていると訳がわからんが
要するに人民服の遊佳ちゃん♪

可愛すぎてしばし見とれる。

その後色々話して・・・
カラオケの約束したり、楽しく過ごす。

俺が沢地さんから遊佳ちゃんに呼び方を変えたので
遊佳ちゃんも変えたいと言っていた。
俺としては遊佳ちゃんが居てくれるだけで
いいんだけど変えてもらうことにした。
変更後は・・・麻斗先輩。
いい響き♪思ったより平気だったし。
最近慣れてきたのかな？

でもその後出てきた話題。
ちょっと不愉快。
勿論言いたい事も気持ちも良くわかる。
でもそんな事考えられない。
考えたくない。

しかしウチの学園にも二股かけるようなヤツが
居たんだな・・・。
心当たりは・・・・・ハル？
その他は俺の知ってる人間の中には居ないかな？

ま、何はともあれ俺の今の気持ちを伝え、
遊佳ちゃんの気持ちも再確認できた。
怪我の功名？

さっきも書いたが最近以前に比べて赤面症は
収まってきているような気がする。
もっとも、遊佳ちゃん意外はまだ全然だけど。

いっしょにいると元気になれる。
いっしょにいると楽しい気持ちになれる。
いっしょにいると優しい気持ちになれる。

ずっと一緒に居たい。

暑い。
暑すぎ。
かなり暑い。
とにかく暑い。
タダひたすら暑い。

そんな言葉しか脳裏に浮かばない。
しかも赤点通産5個目・・・。

もうどうでも良くなってきた。
しかも技術に至っては1点・・・。

お情けの一点。
名前書いてたから？

もう笑うしかないね♪ハハ、ハハハハ・・・ハァ。

ま、昨日元気貰ったトコだし、
なんとか持ちこたえる。

ヤケクソ気味にクソ暑い屋上で夜食タイム。

カレーパンを完食し、次のパンに手を伸ばすと
風に飛ぶコンビニ袋。

飛んだ方向に・・・浜崎さん。おっす。
なんか礼を言われた。
少しは元気になったようで何より。

ちょっとして春木さんも登場。
あんまりにも暑い暑い言ってるから
暑いって言ったらオゴリって事で賭け開始。

・・・・決着つかず。
つまらん。

そしてなぜか二人とも共通で俺に振ってきた話。
　「彼女とはどう？」

絶好調っすよ！
ラヴ全開っす！！

ってな事を言ってたらこれまた二人共通の意見。
　「幸せそう」

モチっすよ！！！
最高の気分さ！！！！

イカン。興奮気味だ。
今日の日記はこの辺にしとこう。

今日帰ってきたテストの点を見て愕然とした。
全部赤。
真っ赤っ赤。

シャレになんねぇ・・・（泣）

サイコーにブルーな気分でふて寝して
起きてすぐにホールに下りる。
ノド渇いたのよ。

其処に居たのは結構上機嫌な沢地さん。
どうやらテストが結構良かったらしい。

めちゃめちゃブルーになってた俺を励ましてくれた
う〜ん・・・元気100倍って感じ♪

それから浴衣フェスティバルの話をして・・・
どんな花火やるか話して・・・

いやまぁなんちゅうか可愛すぎ。沢地さん。
キミに決めた！！(ポ○モン風）

抱きしめられて・・・
抱きしめて・・・

やっと言えた。

遊佳ちゃんって。

でも沢地さんって言われるのも好きだったらしい。
俺的には複雑だったが今後は
遊佳ちゃんで統一したいと思う。
今はまだこうして書いているだけでも
違和感がある。
それからちょっと恥かしいかも？

ま、今日は今まで生きてきた中で最高の気分だ。

世界中の言葉で「幸せだぜ」って叫びたい。

タイトル通りテストが帰ってきた。
結果は・・・・いいじゃん。

やっぱテスト範囲を全部やるんじゃなくて
ヤマはった方がいいやね♪

Grammer　89点
世界史　95点
美術　51点

美術・・・好きなのに・・・。
授業中寝てたから低くされたかな？

ま、結果は結果。

それにしても・・・
初日これだけいい感じだと明日以降が怖い気がする

どっちにしても日焼けの跡がまだ痛い。
とにかく動きたくない。
今日は一日のんびりまったりしていよう。

目覚めると同時に襲い来る激痛。
全身がヒリヒリ痛い・・・？
あぁ、焼いたんだ、昨日。
痛む身体を引きずり
シーブリーズを買いにコンビニへ。

ペチャペチャ塗りながら公園を横切っていると
沢地さん＆藤沢＆秋吉さん発見。
いや、しかし、予想外に焼けまくったらしく
動く事すらままならない。
藤沢に間抜け扱いされるも反撃できず。
いつか仕返ししてやる事を誓う。
動きにくそうにしていると
席を勧めてくれる沢地さん。
やっぱいい子だ♪

秋吉さんは俺の事を沢地さんから聞いていたらしく
彼氏さん？って聞かれた。
自分でも意外なほど素直に答える俺。
慣れてきたのかな？

で、眠くなってきたと先に帰る秋吉さん＆藤沢。
藤沢には色々聞きたいこともあったが
この際仕方ない。

そして少しだけ二人だけの時間。
俺の焦げた肌をつつく沢地さん。
まっくろくろすけだと。
こっちは死にそうですよ。
可愛いから許すけど。
同じ事を他のやつにやられたらその場で帰ったかも
ある意味沢地さんだけの特権。
涙ぐむ俺を見て微笑む沢地さん。
あうう・・・見られた・・・。
まぁ、二人で今度ビデオでも見ようって事に
なったから怪我の功名ってヤツかな？

ふと時計を見るといい時間になっていたので
帰る事にした。が・・・・
襲い来る忘れていた全身の痛み。
手を貸してもらって何とか帰宅。
しかし・・・姫じゃないよ？俺は。

うれしかったからよしとしよう。

今日の教訓。
　「日焼けはゆっくりしましょう」

今日はあまりの暑さに溶けそうになったので
昼間っからプールへ向かう。
昔買った競泳用のハイレグ水着で。
目的は日焼け。別に見せたいわけじゃない。
そんなに自信を持っているわけでもないので。
とりあえず突き刺すような日差しの中プールへ。

到着後誰も居なさそうだったので
まずは準備運動。ぉいっちに、さんし・・・。
その刹那、水中から予期せぬ乱入。
白い悪魔。浜崎さん。
心臓止まるかと思いましたよ。ハイ。
　
で、なんか様子がおかしい。
・・・と思ってたら案の定泣いていたらしい。
昨日から涙が止まらないんだと。
理由は大体わかる。
十中八九藤沢だろう。
そうか、そういう道を選んだか、藤沢。
とりあえずこういう時はそっとしておくのが
一番だと思ったので俺は帰ることを提案。

しかし其処へ登場徳斗希さん。

へんな邪推をしてそうで微妙にあせったが
大丈夫だろうか？ま、大丈夫だろう。

その後3人で水掛合戦になりわいわい騒いで・・・

浜崎さんは普通に笑っていた。
元気は出たのだろうか？
少しでも気晴らしになっていてくれればいいのだが

遊びつかれ、浜崎さんは先に帰り、
取り残される俺と徳斗希さん。
プールサイドで眠そうにしている徳斗希さんを
起こして帰ることにする。

どうだろう？
焼けたかな？ってか既にヒリヒリしてるよ・・・。
帰って寝よう。
夜に備えて。

試験も最終日を残すのみとなった。
ま、赤点さえなければヨシ。
試験疲れからか終わってすぐに寝てしまい、
起きたら11時。
やたらノドが乾いていたのでホールに降りて
飲み物を買おうと思った。

そこには藤沢と相川先輩。
実は昨日藤沢から手紙が来ていて話をしようと
思っていたのでちょうど良かった。
藤沢がハラヘリ状態だったので
ラズベリーに移動して
話をしようってことになった。

出発直前に沢地さん登場。あうあう・・・。
今日は以前話してたドナルド甚平。
かわいすぎるっすよぅ♪
じっくりたっぷり鑑賞する暇もなく移動。
ゴメンね沢地さん。
たまには男同士の友情も大切にしないと
友達減っちゃうのよ。トホホ・・・。

後ろ髪を引きちぎられるような
思いを残しつつラズベリーへ。

到着して注文したものを待っていると
3年の高井先輩登場。
これから勉強会だって言ってた。
今更何やっても一緒だって・・・。

食料も購入し、藤沢の部屋に向かった。
意外とキレイな藤沢の部屋。
微妙に劣等感が頭をもたげる。
しかしそんなことは意に介さずシェイクを飲む俺。

そして話スタート。

思いもよらずディープな内容。
あぁ、へヴィだぜ・・・。

色々聞いてやったが
俺は藤沢の役に立てたのだろうか？
悪戯に問題をかき回しただけなのではなかろうか？
そんなことを思いつつも
成り行きを見守る事しか俺にはできない。
せめて良い結果が出る事を祈ろう。

今日の一言
　　　「明日からカメラを持ち歩こう」

今日、手紙が来ていた。
沢地さんから。

内容は「多目的教室で勉強しよう」

というもの。

勉強なんかどうでもいいが会いたいので行く。

多目的教室には俺の方が先に着いた。
適当に時間をつぶしていると
登場　マイ　スィート　エンジェル　(＋α)

αは3年の日向さん。
マトモに話はできなかった。
どうやら図書室で何人か集まって
勉強会をやるらしい。
暇人どもめ。

そういうわけで日向さんはすぐに退出。
さて、勉強・・・・と思ったら
教科書を投げ捨てる　マイ　エンジェル。
それでこそマイ　エンジェル。

「勉強はどうでもいいからお話しよう」
くぅ・・・。泣かせる事を言ってくれるねぇ！
あまりにもうれしくて後から冷静に考えると
ものごっつい恥かしくなる事を
言いまくっていた気がする。

・・・・・忘れよう。

とりあえず今日取り付けた約束は
花火と服を色々見せてもらうの。
花火は昼と夜の2段構え。完璧。
その内買出しに行こう。
服はもちろん沢地さんが着てくるのを見せてもらう
レースのフリフリのヤツもあるらしい。

俺的には服は着てないほうがいいが・・・。

ま、それは当分先の事♪(多分)

お菓子を貪り話をしただけで多目的教室を後にする
勉強はしてない。
でもそれよりもっといいことがあったから
なんとかなる気がする。

二人そろって補習とか言われないように
ギリギリでもいいから赤点だけは免れたい。

今日の一言
　　「プロポーズまがいの事言っちゃったよ・・・」